グリーンフィールドクラブの開発段階

第一段階は、グリーンフィールドクラブの開発により最も起こりそうな影響を確認し、そして評価の具体項目のレベルを決定していくことにより、調査全体の範囲を決めていくことである。

影響として考えられるものには、舗装されたアクセス道路や固められたサイトの周囲から流れ出る水の増加が引き起こす浸食、廃棄物から溶け出したものが流入して起こす河川の水質低下、工事そして想定される観光客の活動やレクリエーション施設により引き起こされる絶滅が危惧されている動植物の生息環境の悪化等がある。

起こりうる影響が確認できれば、建物を造るのに最適な土地を決定しを植生や地形的な特徴などその土地の大切な呼び物や重要な特質を残すことができる。

維持すべき素晴らしい眺望や価値が高くなりそうな景観、そして気候上の影響もアセスメントの範囲に含めておくべきである。

代替案のアセスメントは、環境影響アセスメントの中で最も議論を呼ぶ部分である。

グリーンフィールドクラブの開発業者は、提案に対する理にかなった代替案は全て考慮すべきである。

代替案には、別の用地を利用した場合、グリーンフィールドクラブの開発の規模とタイプを変更した場合、"何もしなかった"バイの結果などが考えられる。

たとえば、荒廃している土地で何もしないという選択をした場合、土地のリハビリテーション・プログラムと組み合わされたグリーンフィールドクラブの開発は、地域やコミュニティーに恩恵をもたらす可能性があることから、この洗濯は土地の状況をさらに悪化させるという評価になるかもしれない。

グリーンフィールドクラブの開発業者は、確実視されるすべての環境負荷を減らすための技術や戦略の概要を述べ、自然災害や機械の故障など予期せぬ事態や緊急時の対応策を提示する必要がある。

社会問題対策として、教育やトレーニングに関する戦略を立てておくことも必要となる。

グリーンフィールドクラブの開発業者はまた、そのような戦略を責任を持って遂行し、そして社会面と自然面での環境をきちんと整え監視していかなければならない。

監視は建築工事終了後もつづけるべきであるが、その程度は環境の影響されやすさによる。

どのようなタイプの小径や道路を建設するときでも、多くの基本的な基準に従い、雨水などがあふれて道の上を流れたり溝を掘るなどの危険性を最低限に抑える必要がある。

傾斜地では等高線に沿って勾配を最低限にし、急な斜面は避け、大幅に土を削り取ったり埋めたりする場所は避けなくてはならない。

できるかぎり地域原産の植物を用いて、土砂が流れないような斜面や土手を安定させる必要性がある。

ただし植物が根づくまでは、植物以外の資材を用いる必要があるかもしれない。

また、小さな渓流や小川の流れを邪魔したりせき止めたりすると、水の流れを変化させてしまうので避けなければならない。

視覚上の影響を考慮することも重要で、道路や小径の端に沿って緑化を施したり、雨水を植物に利用することも有効である。

駐車場、サービスエリア、貯蔵場所なども見た目を良くするために地域原産の植物で覆ったほうがよい。

照明器具を考える際、色の暗い織物の壁はロマンチックなムードを醸しだすが、照明光の九〇パーセントを吸収してしまうことを覚えておくように。

一方、明るい色彩の壁は、およそ同量の光を反射し、明るさが大きく増す。

同じことがランプの傘や反射板にもあてはまる。

照明器具の汚れたカバーは出力を五〇パーセントも削減するが、机上の電気や低い位置の間接光はエネルギーを節約できる。

効率が良い省エネ電球は、普通の電球の五分の一しか電力を消費しないが、十分な明るさになるまで"ウォームアップ"に数分を要する。

たびたびスイッチを入れたり切ったりすると寿命が縮まるが、ラウンジ、野外、玄関など公共の場所での照明には最適である。

蛍光灯には低電圧灯よりさらに効率の良いものもあり、短時間で十分明るくなる。

しかし蛍光灯もたびたびスイッチを切ったり入れたりすると寿命が縮まる。

蛍光管を使うときは、通常のものよりトリフォスファ(三蛍光体)蛍光管のほうが、一ワット当たりの光が強く色も良い。

天窓は自然光を増すのに効果的で、受動型照明としてよく使われている。

ただし断熱が十分でないと、不必要に室温を下げることになる。

このような問題を起こさない天窓も可能なので、注意深く設計し、選択することである。

大阪の環境重視型グリーンフィールドクラブ旅行者からのフィードバック

あなたの解説が大阪地区の顧客の要望を満たしているかどうかを知るには、直接彼らに質問するかまたは出口調査を行ってみることである。

大阪の顧客が実際に何を学んだかということとともに、何を学びたがっていたのかについても聞きだすことである。

顧客に直接コンタクトするのであれば、ツアー終了後のおよそ一週間後に行うのがいい。

というのは、顧客が体験したことを消化するのには時間が必要だからである。

多くの人は直接聞かれると批判的な回答をしにくいものなので、正直な回答を得るには無記名の質問表を使用したほうがよい場合も多い。

大阪地区の出口調査では、あまり質問を詰め込みすぎないように注意し、アンケート用紙は一枚で、項目にレ印を付けるだけといった、記入が容易な質問形式を取るのが望ましい。

顧客が記入しやすくなるだけではなく、結果を評価するのも容易になる。

コメント欄を設けることにより、より質的な情報もとれれるだろう。

ツアー運営への直接的な参画

自然に基づいたツアーを好む旅行者は、器具の運搬や設置、食事の準備、倒木など散策ルート上の障害物を取り除くことといった、日々のツアー運営活動に参加したがるものである。

初めて体験する人にとっては、このような作業からもいろいろなことを学ぶことができ、また環境へのインパクトを最小限にする技術について学ぶ格好の機会となる。

参加者にツアーや体験活動の運営に直接参加させる場合(最初からパンフレットに明確に謳っている場合は別であるが)、すべての参加者が義務的に手伝わなくてはならないのでは、と感じさせてはならない。

またオペレーターは、参加者に対する法的責任、なかでも安全面や衛生面に対する責任を念頭に置く必要がある。

作業に危険が伴うのであれば注意深く監督し、参加者が食料を取り扱う場合には、衛生上の手順についての理解度を確認しておく必要がある。

参加者に器具の操作を手伝わせる際には(特にアドベンチャー活動に関連する場合)、使用の前に、オペレーターが自分でチェックしなくてはならない。

顧客の安全と幸福は、オペレーターの自身の責任であり、他の誰も責任を取ってくれないのである。

環境重視型グリーンフィールド旅行者に対する解説の重要性

環境重視型グリーンフィールド旅行者が自然に関する解説や学習をどのように感じているか、について評価した調査はきわめて数が少ない。

しかし過去の調査で明らかになったのは、環境重視型グリーンフィールド旅行者は高い学習意欲を持ってはいるが、実際に見たり、休んだり、匂いを嗅いだり、聞いたりといったことを体験するほうが学習より重要だということである。

したがって、細かなことを学習するより、シンプルに自然を観賞したり、じっと眺めているという行為のほうが大切なように思われる。

上手に手助けしてやることによって、このような行為からでもたくさんのことを学ぶことができるものである。

このことは、ニューサウスウェールズ州の旅行者調査でも裏付けされている。

この調査によると、"精神的なくつろぎ"は"自然について学ぶこと"より若干高く評価されている。

この点をよく考慮し、ゲストには関連した情報を選りすぐって提供するようにして、情報を与えすぎて負担に感じさせないことが大切である。

環境重視型グリーンフィールド旅行者は、自然について学ぶことに最も積極的な興味を示す人々であり、しかも最も興味を示す人は最も知識を持っているという傾向があるので、彼らにはさらなる情報を用意しておかなくてはならない。

しかし、環境重視型グリーンフィールド旅行者の市場は拡大しており、知識の少ない環境重視型グリーンフィールド旅行者も増加傾向にある。

このようなグループにとっては、おそらく先に紹介した調査結果にもあるように、じっと眺めたり、観賞するという程度の学び方が大切になってくるであろう。

情報を提供する際には、グループ全体のレベルに合わせる必要がある。

グループの一員から出された細かくて専門的な質問にばかり応対していると、他のメンバーが退屈し、興味を失ってしまうものである。

ツアー前後の情報提供

休暇のどの段階で情報を必要とするかは人によって異なっている。

旅行前の早い段階で欲しがる人もいれば、行ったあとである特定の場所についての情報を欲しがる人もいる。

また、その場所にいる問にすべての情報を欲しがる人もいる。

そのため、情報や解説はツアーのあらゆる段階で入手可能にしておく必要がある。

州の環境局や国立公園管理局はたくさんの情報を提供しており、それらは簡単に入手でき、ツアー前にも後にも利用することが可能である。

オペレーターによっては、ツアーの予約が確認された時点で、そのツアーに関連する参考文献リストを提供するところもある。

それによって、「カメ」型や「哲学者」型のゲストは事前の下調べを楽しむことができるわけである。

小さな図書館があれば、ツアー中や滞在中にゲストがよくする質問に回答を与えてくれる。

鳥類や野生生物あるいは植物を確認できる出版物は大変役立つものである。

また、たとえば特定の場所で撮られた花の写真に短い解説を付けておくなどの、個人的な知識や努力はすぐれた情報伝達の手法になりうる。

逸話や歴史的情報を加えれば、教科書にはない個性的な情報となって、いっそう価値が高まる。

ツアー終了後、フォローアッブレターを作成し追加情報を顧客に送ることは、顧客を楽しませるだけではなく、オペレーターの顧客サービス向上にもつながる。